作業員の独り言

私的 JAZZ GUITAR SOUND の昨今

 

突然ですが、みなさんジャズギタリストの名前を3人あげて下さいと言われると、どんな名前が浮かび上がるでしょうか?

 

おそらくレガシーな名プレイヤーから、若手注目株の新鋭プレイヤーまで、様々なギタリストの名前が浮かび上がってくると思われます。

 

しかしながら、続けて「好きなジャズトーンは?」という質問を投げかけると、実はここ日本とアメリカでは大きく帰ってくる答えが変わってきます。

 

日本では、いわゆるトラディショナルなジャズトーンがやはり人気があるようで、

ウエスやジムホールといったギタリストのトーンが圧倒的に好まれる傾向にあるようです。

まさにウッディーでダーク、そしてメロウなサウンドです。

 

しかしながら近年、海外ではジャズギタリストが好むサウンドに大きく変化が起きています。

今までのジャズトーンの歴史を180°変えてしまうかのような変化なのです。

 

それはまさにフィンガースタイルと言われる演奏者に好まれている

明瞭感のあるフォーカスされた非常にオーガニックなサウンドなのです。

 

代表的なギタリストは、マーチンテイラー、タックアンドレスなどがあげられると思います。

 

ギターの弦もフラットよりラウンドワウンド、ギターの構造も単板削りだしによってぎりぎりまでフォーカスされた倍音豊かなサウンド、それを正確に拾い上げるオーガニックなPU、それをワイドレンジに再生するアコースティックイメージ、ウォルターウッズといったクラスD級アンプ、これらによって非常に個性豊かなサウンドが出されるのです。

 

さらに興味深いのは、まさに新時代の発想と言ってもいいと思う、最新機器を駆使したジャズギタリストも認知度を上げております。

 

ビルフリーゼル、マークリボー、デヴィットフュージンスキーなどでしょうか?

 

チャーリーハンターに関しては、Novax Guitars やJeff Traugott が制作した8弦ファンフレットギターとエフェクター、そしてベースアンプをも駆使して、何とハモンドサウンドをだして演奏するのです。

 

彼らに共通しているのは、まさにピアノサウンドを表現しようとしているように僕は感じています。

サウンドはピアノサウンド、しかしながらそのソースはギターなのでギターでしか表現出来ないフレーズや演奏方法があるのです。

 

トラディショナルなサウンドももちろんリスペクトすべきサウンドではありますが、もし今まで上記のようなサウンドを敬遠していらっしゃる方、是非一度機会があれば記事をふまえた上で聞いていただけたら幸いです。

改めて素晴らしいJAZZの世界を楽しめればと思っています。  

 

またいつか、トラディショナルなサウンドについても記事として書いてみようと思います。

 

追記

当社のJAZZ SOLIDモデル『INFOCUS』は

まさに新時代のJAZZ GUITARISTのために設計、開発したモデルです。

 

独自の数値にチェンバードされた極厚のスプルースボディーをヴァイオリンのようにメイプルでキャップされたフェザーウェイトなボディ。

オープンレンジにカスタムされたPU、プレイヤーのピッキングニュアンスをより正確に再生させるために内蔵されたアコースティックピエゾ&プリアンプ。

既存のプレイスタイルにとらわれないオリジナルなプレイヤーのために取り付けられたヒップショットブリッジ&オリジナルサスティーンブロック。

 

ご興味のある方はぜひ、楽器店もしくは弊社までお問い合わせ下さい。 

 

 

サンタクルーズのリックターナーさんの工場にてターナーギター。

リンジー・バッキンガムで有名ですが

じつはジャズギターとしての評価も高いのです。

 

アメリカの修行時代のS氏…

オリジナルディアンジェリコをチェックさせてもらえる事に。

ジェフトラゴットさんの講演

DTARのコンタクトピックアップについて

熱く語っておられました。

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